とんちゃん の ぐだぐだえびでい

バックエンドエンジニアのとんちゃんが、ぐだぐだな毎日で培った技術情報を綴るブログです。

Raspberry Pi のmicroSDカード、今買うならどれがいいか検証してみた。

どうも、とんちゃんです。
今日は2016年 GWの自由研究 第1段である、microSDカードの検証についてお届けします。

評価に満足できない僕らは、消費することでしか、自己を保てなかった

つまり
昇級に満足できないうっぷん晴らしに、ラズパイ新しいの買ったった
ということです。
※うちのかみさんには、内緒だよ!

っちゅーわけで、
Raspberry Pi 3 Model B が家に届きました!

買ったのはこちら↓

www.amazon.co.jp

f:id:tong_chang:20160430155518j:plain

上:届いた 3 Model B (通称Pi花子)
下:元からいた 2 Model B+ (通称Pi太郎)

僕は、みんなのために、microSDカードの人柱になろうと思ったんだ

microSDカードって、たくさん売ってるじゃないですか。
どれを買えばいいのかってよくわからないじゃないですか。

なので、この記事では同時に買ったmicroSDカード2枚を、Pi花子にて検証してみようと思います!

検証

検証対象のmicroSDカード

メーカー amazonリンク 型番 Class 容量 価格
TOSHIBA www.amazon.co.jp SD-BM08GWF(FFP) Class4 8GB \1,069(プライム)
TOSHIBA www.amazon.co.jp MSDAR40N08G Class10 8GB \1,070(プライム)

※価格は 2016/05/01 10:16 時点のものです

なぜTOSHIBAなのかって言うと、amazonで検索した時に上に出てきたからですw

検証内容

  1. 3/18版 Raspbian Jessie LITEのイメージを書いて、Rapberry Pi 3 Model B に挿して起動する。
  2. ハード認識チェック
    1. freeコマンドにて、メモリ認識チェック
    2. cat /proc/cpuinfoにて、cpu認識チェック
    3. dfコマンドにて、ディスク認識チェック
  3. reboot4回して、ハード認識チェックが変わるか確認
  4. expand rootfsして、ハード認識チェックがどう変わるか確認
  5. apt-get update && apt-get dist-upgrade にて、もろもろ構成をアップグレードする
  6. rpi-updateを実行する
  7. 最後にハード認識チェック

検証結果サマリ

どっちも大丈夫そうだけど、Class10の方が無難ぽい。

検証結果明細

検証 結果(Class 4) 結果(Class 10)
起動 1回目フリーズ、電源抜き差しで起動した 1回で問題なく起動した
reboot 4回 全てにおいて、同値を検出した 全てにおいて、同値を検出した
expand rootfs 正しく認識した 正しく認識した
アップデート後 正しく認識した 正しく認識した

検証中の出来事をピックアップ

Class 4 起動1回目にフリーズ

Class 4 の起動1回目にて、FAILUREが発生し起動がしばらくフリーズしてました(30分くらい)。

30分たったところで、電プチして再起動したところ、その後は問題なく起動しました。

ハード認識チェックについて

freeコマンドでメモリの認識を確認する

freeコマンドで、メモリの容量を確認できます。
※/proc/meminfoのcatでも見れます。その他のコマンド等参考 ⇒ メモリの状況を見るとかとか(/proc/meminfo、ps、top、free、vmstat、dstat) - tweeeetyのぶろぐ的めも

$ free
             total       used       free     shared    buffers     cached
Mem:        947764      81928     865836       6360       7936      39652
-/+ buffers/cache:      34340     913424
Swap:       102396          0     102396

totalの部分が、OSに認識されているメモリ容量です。
この場合、947MB認識されています。
Rapberry Pi 3 Model B は、メモリ1GB詰んでいるので、まぁこんな感じかと思われます。

参考 ⇒ 「Raspberry Pi 3 Model B」発表のお知らせ - Raspberry Pi Shop by KSY

/proc/cpuinfo でcpuの認識を確認する

/proc/cpuinfoというファイルを見ることで、cpuの認識を確認できます。

$ cat /proc/cpuinfo
processor       : 0
model name      : ARMv7 Processor rev 4 (v7l)
BogoMIPS        : 38.40
Features        : half thumb fastmult vfp edsp neon vfpv3 tls vfpv4 idiva idivt vfpd32 lpae evtstrm crc32
CPU implementer : 0x41
CPU architecture: 7
CPU variant     : 0x0
CPU part        : 0xd03
CPU revision    : 4

processor       : 1
model name      : ARMv7 Processor rev 4 (v7l)
BogoMIPS        : 38.40
Features        : half thumb fastmult vfp edsp neon vfpv3 tls vfpv4 idiva idivt vfpd32 lpae evtstrm crc32
CPU implementer : 0x41
CPU architecture: 7
CPU variant     : 0x0
CPU part        : 0xd03
CPU revision    : 4

processor       : 2
model name      : ARMv7 Processor rev 4 (v7l)
BogoMIPS        : 38.40
Features        : half thumb fastmult vfp edsp neon vfpv3 tls vfpv4 idiva idivt vfpd32 lpae evtstrm crc32
CPU implementer : 0x41
CPU architecture: 7
CPU variant     : 0x0
CPU part        : 0xd03
CPU revision    : 4

processor       : 3
model name      : ARMv7 Processor rev 4 (v7l)
BogoMIPS        : 38.40
Features        : half thumb fastmult vfp edsp neon vfpv3 tls vfpv4 idiva idivt vfpd32 lpae evtstrm crc32
CPU implementer : 0x41
CPU architecture: 7
CPU variant     : 0x0
CPU part        : 0xd03
CPU revision    : 4

Hardware        : BCM2709
Revision        : a22082
Serial          : 000000003c0d4249

ふむむ。
これによると、ARMv7 Processorのrevision4を4コア認識しているとのことです

あれ?

今気付いたけど、
なんでV7なの?

Raspberry Pi 3はまだ"真の力"を発揮していないだけ - ワタナベ書店

どうやら、Raspbian自体がまだ64bit対応されていなくて、v7lという互換のモードを認識させている、ということみたいです(違ってたらご指摘ください。。)

dfコマンドにてディスク認識チェック

expand rootfs前

# 取るの忘れたけど、Sizeが1.2Gなのは覚えている
$ df -h /
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/root       1.2G  X.XG  X.XG  XX% /

expand rootfs後

$ df -h /
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/root       7.1G  1.1G  5.8G  16% /

まとめ

さすがはTOSHIBAって感じでした!

是非、Raspberry Pi 3向けのmicroSDカードをお探しの方は、こちらのmicroSDカードを選んでみてはいかがでしょうか!!(と書きながらアフィリエイトではないという)

www.amazon.co.jp

今回初めてmicroSDの検証を行いましたが、検証項目がハード認識のみとなってしまったのはちとダサいかなと思いました。
ベンチマークツールも使いこなせる、ハイなテクのエンジニアに近づけるように勉強してこっと。

次回は、ラズパイ量産のために、プロビジョニングをやってみようと思います!

忘れてた

こんなんがありました。